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2007年 02月 12日
恐れていたことが起こってしまった。
事務所から入った連絡。 「後任が確保できませんでした。」 以前にも書いたように、ヤップ高校は2種類の後任を要請していて、一つは3月中旬に僕が帰国した直後から、年度末の6月まで授業を担当する「短期隊員」、もう一つは来年度(7月以降)から2年間授業を担当する「長期隊員」。 今回、長期隊員は未確定なのだが、短期隊員については、JICAが募集・選考した結果、適任者がいなかったということなのだ。 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ超ショック。 前々から「後任が来る可能性は50%」とは言われていた。国内に日本語教師は星の数ほどいても、ヤップ高校での日本語教師という仕事にどれだけの人が関心を持ってくれるか分からないし、応募してくれたところで試験や健康診断をパスしてくれるかどうか分からない。 今回は募集に合わせて、日本語教師の友人知人に「応募してくれない?」と頼んでみたんだけど、なかなか都合のつく人がおらず、僕は最後は、誰かが合格してくれることをただ祈るしかなかった。 実は、万が一(もっと確率高かったけど。)後任が確保できなかった時には、O先生に僕のあとをお願いしようと考えていた。O先生は僕が赴任する前にヤップ高校で日本語を教えていらっしゃった、いわば僕の前任にあたる方。以前、万一の場合は年度末まで授業を引き継いでもらえないかと頼んだことがあって、有難いことにO先生は了承してくださっていたのだ。 でも、81歳というお年と、学校から車で1時間近くかかる村にお住まいということもあって、お願いするのは本当に心苦しい。何より、O先生が退職されるからということで協力隊がその後を引き継いだのに、初代隊員がたった一人教えただけで「後任がいないのでじゃあまたO先生に」というのは、あまりに短絡的で、身勝手で、無責任で、申し訳なさすぎる。 でも、生徒のことを考えたら、年度途中で授業をやめるわけにはいかない。日本語を取りたいと希望して集まってくれた生徒たちが、毎日「自習」で放っておかれる姿は、想像しただけで辛い。 そんなわけで、今回はO先生に甘えようと思っている。 生徒は、急に先生が変わって少し戸惑うだろうし(まぁこれは後任が来ていたとしても同じだけど)、学校も、協力隊と一般の人とでは雇用体系が異なるので困るだろう。でも、閉講に比べれば…。 これが協力隊システムの現実であり、僕はそのシステムの下に派遣された一隊員にすぎず、今回の件に関しては僕がどうこう言ってどうなるものでもない。世界中に、こんな状況の隊員は数多くいるだろう。 でも、やっぱり悲しい。 今日も授業中、ひらがなの練習をする生徒たちの顔を見ながら、「みんな、ごめんなぁ…」と心の中で何度も言った。 僕ができるのは、あと19回の授業を楽しみ、楽しんでもらうこと。それだけ。 ■
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by kenji-yap
| 2007-02-12 19:55
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