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2006年 07月 15日
ゴロカからプロペラ機でウェワクを経由し、アイタペに入った。ここはタカシの任地。彼はここアイタペのセント・イグナシウス高校で日本語を教えている。 本当は14日にアイタペ入りする予定だったが、雨でアイタペの空港が使えないということで一日延期になった。大した雨ではなかったのだが、空港に着いて「こりゃ雨の日は飛べないな…」と納得。空港というよりも「広場」という単語がしっくりくる。舗装された滑走路もない、建物も何一つない、広い草原。 高地ゴロカから海沿いに出てきたので、ヤップと同じ蒸し暑さと強い日差し、高く茂る熱帯植物。何だか懐かしくさえある。実は、ヤップとアイタペは距離的にけっこう近い。これまでいろんな都市を経由してきたのでかなり遠くまで来た感があるが、地図で見てみるとヤップから南東方向に赤道を越えれば、すぐにアイタペにぶつかる。ここは南緯3度、ヤップは北緯9度だから、アイタペのほうがより「赤道直下の熱帯」だ。 タカシに学校を案内してもらう。カトリックの全寮制私立高校で、敷地内には校舎のほか教会・教員宿舎・生徒寮・売店などがあり、ここで一通りの生活が完結する感じだ。実際タカシも、週に一回町に買い物に出る程度らしい。教室の大きな窓にはガラスがない。さすが南緯3度、と思うと同時に、ここの治安の良さが為せる業だなぁと感心した。ヤップ高校では殆どの教室の窓に鉄格子がついている。ヤップ高校でこんな窓にしたら、たちまち教室の備品が全て盗難に遭うだろう。ちょうど学期の境目で授業がなく、生徒は実家に帰っているため殆どいなかったが、良い環境の学校だなぁと感じた。 同じPNGという国内で、場所によってこんなにも治安が異なることは驚きだ。そして、同じ日本語教師でも、生活や学校の環境は違う。ここに来て、いろんな景色や人々に会い、タカシやもかと普段の生活や授業の話をする、それが確実に自分の中で何かを育ててくれている。言葉にすると陳腐で安っぽくなるから嫌なんだけど、敢えて言葉にしてみると、前向きな力とか、苦しさを楽しもうとする心とか。あ~やっぱり安っぽい。でも本当の気持ち。 旅の最終目的地アイタペに着いて、何だか「旅のまとめ」みたいな感じになってしまったが、まだまだ旅は続く。楽しみだ。
by kenji-yap
| 2006-07-15 22:46
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