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2005年 09月 19日
2時間目の授業をしていたら、突然、隣のクラスの先生がやってきて言った。
「今日と明日、臨時休校になった。すぐに生徒たちを帰らせてほしい。」「えっ、どうして?」「私もよく分からないけど、今日は先生がたくさん休んでいるらしい。」 みんな今の話聞いた?と言おうと思って生徒のほうを振り向いたら、みんな既に帰る準備を完璧に整えてニヤニヤしていた。そして「さよーならぁー!」と日本語で叫びながら教室を文字通り「飛び出して」いった。外を見るともうスクールバスが来ていて、休校の知らせから15分後には学校内から生徒が消えた。 無人になった教室。あまりに突然の出来事に、思わず日本語で「何だこりゃ…」と独り言。その後の情報では、病気などで休んだ教師がたくさんいたために、授業が成り立たず、生徒が外へ出て遊び始めてしまい、収拾がつかなくなったらしい。それを聞いて今度は思わず「何だそりゃ…」。 まだ働き始めて一ヶ月も経っていないから偉そうなことは言えない。でも先生が急に辞めたり、じゃんじゃん休んだりすることは明らかに問題だ。プロ意識の欠如、とまとめてしまえばそれまでだけど、きっと何か原因があるんだと思う。低賃金?国民性?あ~国民性だとは思いたくないなぁ…。 それにしても、もし日本で「先生が休んだので休校」などということが起こったら大変なことになるだろう。保護者は「学費を返せ!」と怒り、翌日の新聞に載り、ワイドショーの取材が殺到し、校長は記者会見を開いて謝罪するだろう。しかし新聞もテレビもないヤップではそうならない。保護者も出てこない。日本ならば今ごろ記者会見場にいるであろう校長は、割と呑気に草刈りをしていた。 まぁ、これもヤップらしいな、と思う。問題だとは思うけれど。せっかくなら、降って湧いたこの「休日」を有効活用しよう。そうだ、明日は同期の隊員が働いている小学校へ「学校見学」に行ってみよう。こっちが休みで、向こうが仕事、こんな状況めったにないぞ! (写真はスクールバス。アメリカから提供されたものらしい。生徒は親に送ってもらうか、このバスで学校へやってくる。たまに自分で運転してくる子もいる。後ろに見えるのは日本のODA(政府開発援助)で作られた道路。)
by kenji-yap
| 2005-09-19 16:08
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