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2006年 09月 29日
自宅から学校までは、自転車で20分の道のり。雨季には朝夕にスコールが降ることが多いので、雲を読んで出かけないと、ばっちりスコールに遭ってしまう。
今日は特にひどかった。朝、ヤバイ雲と風だなぁと思いつつ家を出たら、案の定すぐに降りだした。少し雨宿りをしたけど時間もなくなってきて、雨の中自転車を飛ばして行ったら、全身びしょびしょ(当たり前)。同僚の先生に「替えのシャツを学校に置いとくべきね」と言われた。おっしゃる通り。 授業が始まっても雨は止まず、今日はよく降るなぁと思っていたら、昼過ぎ(5時間目)の授業中、突然他クラスの生徒が入ってきて、「今日は授業がキャンセルになりました!」とだけ言った。えっ?キャンセル?雨のせいで?外を見ると、確かに雨の中生徒がカバンを持ってどんどん出てきている。 ♪風が吹いたら遅刻して~、雨が降ったらお休みで~・・・頭の中で「南の島のハメハメハ大王」の歌詞がエンドレスリピートされる。そうか、ここは南の島なんだ・・・だから雨が降ったらお休みなんだ・・・説得力のある歌詞だなぁと、妙に納得した。 (写真は、帰りのバスを待つ生徒たち。段ボールは傘の代わり。) 生徒を帰したあと、もういいや、今日はハメハメハだから帰ろう、と適当に仕事を片付けて、雨が止んだのを見計らって学校を出ると、10分もしないうちにまた豪雨になった。しばらく木の下で雨宿りをしたけれど、そのうち横なぐりの暴風雨になり、再び全身びしょびしょ。耐え切れず少し先の民家に駆け込んだ。 するとおばちゃんが出てきて、「あなた、毎日ここ通ってる日本人でしょ?高校で日本語を教えていて、○○アパートに住んでるでしょう?」と言った。日本でなら間違いなくストーカーとみなされるこの発言も、この島に外国人として住む僕にとってはよくある話。 そのうち彼女のだんなさんも出てきて、「これを見なさい」と何故かフィリピンのお笑い番組のDVDを見せられ、何だかよく分からない時間を過ごした。 家に帰り、お湯シャワーを浴びる。そう、僕のアパートは嬉しいことにお湯が出るのだ。今日ほどお湯シャワーをありがたく思ったことはない。 いやぁ、雨に翻弄された一日だった。そろそろ乾季が恋しいなぁ。
by kenji-yap
| 2006-09-29 20:20
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