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2006年 09月 15日
妙にだだっ広い部屋。
僕は久しぶりにスーツを着ている。向かいの席に座っている偉い人らしきオジサンが、一枚の紙を僕に見せる。 紙には、手書きの近畿圏の地図。「京都、滋賀、奈良」の3県名が無造作に書き入れてある。 彼は言う。「この中から選んでください。」 えっ?この中から?何を?何で? 彼は続ける。「交換人事です。」 えぇ~!?交換人事?4月から?じゃあ大阪の高校にはもう戻れないってこと? ・・・仕方ない、どこにしよう・・・やっぱり京都かな。大学時代に住んでたし。 「じゃ、京都でお願いします。」 そうか、僕は4月から京都で働くのかぁ。てっきり前の高校に戻れるとばかり思ってたから驚いたけど、まぁ京都もいいかもな。京都市内の高校だったらいいな。三条あたりに住んで、休日はお寺めぐりをして・・・あれっ、何だか楽しみになってきた・・・ そこで目が覚めた。 何てリアルな夢。目覚めても、一瞬自分がどこにいるのか分からなかった。 交換人事(採用された自治体を越えて転勤すること。たいてい人員が「交換」されるのでこう呼ばれる)なんて滅多にないことだし、近畿圏なのに兵庫も和歌山も入ってなくて、そのくせ自分で転勤先の自治体が選べて、しかも地図は手書きかい!って、よく考えればツッコミどころ満載なんだけど、そこはまぁ夢。ヤップに来てからこんな夢を見たのは初めてだったので、かなりリアルに感じた。 奇しくも今は帰国半年前。半年後のちょうど今日か明日あたりに、ヤップを出ることになっている。そろそろ帰国後のことを考えながら毎日を暮らしなさいよ、というサインなのか、それとも別の意味があるのか・・・。そういえば訓練所で「夢診断」を特技としている人がいたなぁ・・・あ、でもあの人は中米のドミニカに行ってしまった。ちょっと遠すぎて聞けないや。 それにしても、職場復帰した途端に転勤で、しかも交換人事で、かなりとんでもない状況なはずなのに、わりとあっさり「京都」を指定し、呑気に自宅の住所や寺めぐりにまで思いをはせた自分がおかしい。前向きなんだか、鈍感なんだか。
by kenji-yap
| 2006-09-15 19:21
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