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2005年 11月 01日
「私はミクロネシア人です。」授業でこの文を教えたところ、どのクラスでも同じ反応が返ってきた。
「ちがう!ヤップ人!」 僕が「う~ん、ヤップ人って言ってもいいけど、ここにはふつう国名を入れるんだよ、ヤップは国名じゃなくて州の名前でしょ?」と言ったら、生徒の一人は機嫌を悪くして教室から出ていってしまった。 確かに、この島で人々が自分たちのことを「ミクロネシア人」と言っているのは一度も聞いたことがない。必ず「ヤップ人」だ。これにはヤップの持つ独自の伝統文化や、他州との歴史の相違、そして他州に行く時には飛行機で必ずグアム(=外国)を経由しなければいけないという特殊な環境など、いろんな要因が考えられる。そういう僕もこのブログでいつも「ヤップ人」と書いている。でもこれ、よく考えると僕たちが「広島人」「大阪人」と言っているのと同じで、国内ではよくても外国では通じない。だからやっぱり「ミクロネシア人です」を教えたい。結局、「ヤップ人」は紹介だけにして、黒板には「ミクロネシア人」と書いた。 これまで、「これがヤップ人のやり方だ」「これがヤップの伝統だ」という言葉を毎日のように耳にしてきたけれど、彼らのヤップに対する思い入れの深さを改めて知った。こういうのを「誇り」と呼ぶんだろうな。
by kenji-yap
| 2005-11-01 15:54
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