カテゴリ
以前の記事
2008年 06月 2007年 05月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 10月 13日
話題に上る機会はあまりないけれど、「お葬式」にはその国の文化がよく表れていると思う。せっかく日本のお葬式に出席してきたのだから、これを教材にしない手はない(おばあちゃんごめん…)。ということで授業で「葬式大特集」を組み、実家で撮ってきた写真を交えて説明をした。
生徒は初めて見る「日本の葬式」の写真に興味津々。「この花輪は何?」「えっ、この箱の中に骨が入っているの!?」「仏壇は家のどこにあるの?ベッドルーム?」と質問の嵐になった。中でも、全てのクラスで出た質問が「どうして火葬するの?」。宗教的な意味合いと衛生面と、両方説明はしてみたが、うまく伝わったかどうか自信がない。火葬に限らず、僕自身「言われてみればなぜだろう?」という事柄がとても多くて、勉強不足を痛感した。 ちなみにミクロネシアは基本的に土葬だ。そして葬式の期間がとても長い。一週間は続くだろうか。埋葬した場所に大きな十字架を立て、それをきらびやかに飾る。そして一週間祈ったり酒を飲んだりして、賑やかに過ごす。僕がホームステイを始めたばかりの頃、親戚の家で葬式があったのだが、てっきり何かのパーティーだと思っていた。そのくらい派手で賑やかなのだ。もちろんその間、仕事や学校へは行かない。ここでは「葬式だから」と言えばたいていのことは許してもらえるようで、葬式を何かの口実に使っている人を時々目にする。 僕が「祖母の葬式で日本に帰る」と言ったとき、ステイ先のお母さんが「これを日本の家族に渡してちょうだい」と言って、紅白のド派手な布をくれた。ヤップの葬式で、家を飾る時に使うものらしい。あまりに真剣なのでありがたく受け取ったが、こんなめでたい布を祖母の葬式で使ったら実家が大騒ぎになっていただろう。
by kenji-yap
| 2005-10-13 16:01
|
ファン申請 |
||