カテゴリ
以前の記事
2008年 06月 2007年 05月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 06月 26日
9時にバス5台に分乗して東京へ。皇太子に会うためだ。この「ご接見」、出発直前の訓練生が皇太子にご挨拶する、というもので、何十年も続いているものらしい。
皇居に入る。皇太子が登場するまでの待ち時間が長かったので、職員の人が「トイレに行きたい方は…」と言った瞬間、みんな立ち上がった。僕も別にせっぱつまっていたわけではないが、「皇居のトイレ」見たさに行ってみた。さぞかし豪華絢爛なのだろうと思ったら、案内されたのは外のトイレで、普通の公園のトイレと何ら変わりなかった。虫が飛んでいたので「これが皇居の虫か…」と思った。 (皇居に到着し、バスを降りる。これ以降写真撮影は禁止。) 200人弱を5グループに分け、順番に「ご接見」する。合間にお菓子と飲み物が出るのだが、上品な味だった(気がした)。持ってくる職員まで上品だった(ように見えた)。ミクロネシアは5グループ目だったので、ジュースを遠慮なくガブガブ飲み、クッキーを容赦なくボリボリ食べた。 事前説明で、「皇太子には、こちらから話しかけてはいけない」と言われていた。各国の代表者がリボンを着け、その人は皇太子と目が合ったら話すことができる。僕は国の代表ではなかったのだが、並んだ場所がラッキーで、たまたま皇太子に話しかけられた。「職種は何ですか」「日本語教師です」「ミクロネシアの日本語教師のみなさんは、みな同じ島に行かれるのですか」「いいえ、全員別の島です」「協力隊に参加される前も日本語教師をされていたのですか」「いえ、高校で商業科教員として働いておりました」「そうですか、どうぞお元気で」「ありがとうございます」 質問されたこと以外は言ってはいけない(こちらからの質問は禁止)とも言われていたので、いまいち盛り上がりに欠ける会話だった。実家の母親が以前「雅子さまと愛子さまによろしくって言っといて」と言っていたが、よろしく言うどころではなかった。 初めて「生」で、しかも間近で見る皇太子はとても穏やかで、優しい感じだった。そして思っていたよりも小柄で、肌がツヤツヤだった。髪もツヤツヤだった。 往復8時間をかけ、30分のご接見。それでも久しぶりに都会に出られたし、めったにない経験ができたし、楽しかった。また、こうして連綿と続く協力隊の歴史とその重みを感じた。夜、駒ヶ根に戻ってバスを降りたら、空気が明らかに東京よりも澄んでいて、思わず深呼吸。
by kenji-yap
| 2005-06-26 08:58
|
ファン申請 |
||